サバ◎豊富なDHAとEPAで血液サラサラに
秋が旬のサバ。おいしくて体に良いイメージがありますが、どんな栄養素が含まれているのでしょうか。
サバに含まれる特徴的な栄養素は、脂質の一種であるDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(イコサペンタエン酸)です。これらは青魚に多く含まれ、動脈硬化を予防したりコレステロール値を下げたりする働きがあります。DHAには、脳の神経細胞間の情報伝達をスムーズにし、記憶力や言語能力などを向上させる効果もあるとされています。EPAは血液をサラサラにし、血栓の形成を予防するといわれています。これらの不飽和脂肪酸はヒトの体内では合成できないため、食品から摂取する必要があります。
タンパク質や鉄分といった栄養素も、サバには多く含まれています。特に、サバに含まれるタンパク質には必須アミノ酸がバランスよく含まれており、良質なタンパク源となっています。必須アミノ酸も体内では作ることができず食品から摂る必要があるため、積極的に摂取したい栄養素です。
近年、生のサバだけでなく、その手軽さと栄養価の高さからサバ缶にも人気が集まっています。サバ缶の汁には栄養素が溶け出しているので、調理の際は缶汁ごと使うのがおすすめです。缶詰のサバは骨ごといただけるので、カルシウムを手軽に摂取することもできます。缶詰も上手に併用しながら、栄養満点でおいしい秋のサバを味わいましょう。
ページの先頭に戻る