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柿◎渋み成分のタンニンが二日酔いを予防

「柿が赤くなると医者が青くなる」──。そんな言い伝えが示すように、柿の効能は古くから知られていました。柿の原産地は中国ですが、奈良時代には既に我が国で流通していたという記録が残っています。

渋柿や未熟な柿を食べると渋みを感じますが、これはシブオールと呼ばれるタンニンのせい。タンニンは甘柿にも含まれますが、果実が熟すと渋みを感じさせなくなる性質を持っています。甘柿の果肉には黒いゴマのような模様が見られますが、これはタンニンが固まったものです。

タンニンは様々な植物に含まれますが、柿のタンニンは強い解毒作用を持つことが分かっています。特に、大量の飲酒がもたらす悪酔いや二日酔いに効果があることが知られています。江戸時代の医学書にも、柿が「酒毒」を解消するという記述があるほどです。

悪酔いや二日酔いの原因となるのは、アルコールが肝臓で分解される際に生じるアセトアルデヒド。柿のタンニンは、アセトアルデヒドと結合して、これを体外に排出するのを促進します。また、柿に含まれる果糖は、二日酔いの際に見られる低血糖状態を解消する効果もあります。

この他にも柿のタンニンには、血圧を低下させたり、コレステロールを減少させたりする働きがあることも分かっています。また柿は、ビタミンCを豊富に含むため、かぜにかかりにくくなるなどの効果も期待できます。気温がぐっと低くなるこの季節、旬の柿を健康維持のため上手に活用したいものです。


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